へや記た。

思うがままになんか書いてた。

おおかみこどもの雨と雪をみて。

ネタバレ発言はしていないつもりですが一応続きから に本文ぶちこんでおきます

さて、なぜ僕が今作品「おおかみこどもの雨と雪」を「よくできた駄作」と評価したのかについてこれからネタバレを含めて説明していきたいと思います。
まず、「よくできた駄作」の意味について、これは「very badな作品」であったという意味ではなく、「extremely good but駄作」という意味合いで使っている点だけはご了承願います。
さてこの作品、作品を見ていない人でもタイトルや周りの評判から「子育て物語」であることは容易に察することができたでしょう。幸か不幸かそれは正しく、この作品はいわゆる鉄板物としての「シングルマザーが二人の男女を立派に成長させていく物語」でした。それを細田監督の世界の中で「ケモノ」という題材を用いて表現したらまあたしかにこうなるだろう、という印象を受けました。ちなみにここでいう「ケモノ」とはいわゆる二次元作品、特に性的嗜好としての動物として定義しておきます。つまるところ二人(二匹?)の男女がいかにして自分の生きる道(ケモノ・人として)を見つけていくかを追ったハートフルストーリーといったところがこの作品のおおまかなあらすじでしょう。良くも悪くも定番作品、というかんじでしょうか。
その中で僕が感じたのは「しりすぼみ感」でした。はっきり言ってしまえば最後の2,30分が個人的には完全な冗長部分、蛇足といっても過言ではないところになっていたような気がします。たしかに彼らの成長を描くという点において、彼らが親の元を巣立つ瞬間を描くことは重要ではあります、ただこれだけをみるとひどく消化不良を起こしているのです。というのは、定番のストーリーを示した後、「ここから人間らしさ、狼らしさを発展させていくのだろうな」と思ったところでEDにはいってしまい、拍子抜け感を大いに感じてしまっていたからです。
最初こそ、「うへへ獣姦じゃないっすかうへへ」や「雨君かわいいよおおおおおおおおちゅっちゅしたいよおおおおお」みたいな感情だけでいましたが、中盤部分では正直涙目で手が震えていたりもしました。しかし最後の場面になってその涙はひっこみ、帰宅途中ではそのせいで目の辺りが気持ち悪くなるくらいでした。
逆に言えば中盤部分までは個人的には傑作だと思います。あくまで鉄板ストーリーではありますが、なるほどこう描けばここまで面白くなるか、雨ちゃん雪ちゃんかわいいよぉぉぉなどの感想を抱けたものです。涙腺もかなりあぶなかったです。
そのために最後の尻すぼみ感が異常といってもいいくらいでした。「あれっ」という拍子抜けに近いのかもしれませんが。
眠くなってきたし自分でも何書いてるのかよくわからなくなってきたのでここでやめます。ただ、この作品はお金払って見る価値は十分にあるとは思います。ただ最後の部分必要なくねってかんはあります。以上。

また付け加えたくなったら追記していきます。

追記
そういえばこの映画見てる途中で恋愛できることってすばらしいなあみたいな陳腐な感想いだきました。
まあそういうことです